js-STARの教科書 XR+対応版 #19 〜3.度数の検定(9) 自動集計検定2×2(連関の探索)
3.11 自動集計検定2×2(連関の探索)
自動集計検定2×2は、複数のアンケート項目を総当りで2×2表に集計し、有意差のある表だけを出力します。片側確率の上限を設定して、条件にあった結果だけを出力できます。
■画面構成
<データ入力エリア>
テキストエリアレイアウトです。データは各参加者の変数が1行に順に並ぶ行列形式です。各列が変数です。
半角スペース、カンマ、TAB のいずれかで区切られた数値データをデータ入力エリアに入力します。表計算ソフトなどからの貼り付けが簡単です。
<出力する片側確率の設定>
出力する片側確率の上限を設定します。初期値は、p=0.15です。片側確率を変更するには、セルに値を直接入力するか、セルの右端の上下【▲▼】ボタンをクリックします。
<結果エリア>
このエリアに分析結果が出力されます。結果エリア上部には、【保存】【コピー】【消去】【タブ変換】のメニューがあります。
■使い方
アンケート調査などの大量のデータを集計するので、表計算ソフトでデータを入力し管理しているものとします。
0. 手法【自動集計検定2×2(連関の探索)】を選択します。
1. 「データ行列(参加者×変数)」のテキストエリアにデータをコピペします。
2. 出力する片側確率などを設定します。
3. 【計算!】をクリックして計算結果を出力します。
4. 結果を保存します。
■集計範囲の指定
5件法の場合、例えば選択肢1・2の区切りと3.4.5の区切りとして、集計することができます。また、1列目データを2群として2値設定すると、1列目が固定され、1列目と1列目を除くすべての列の組み合わせを出力します。
■ダイヤグラムの活用
アンケートの項目がたくさんあると項目同士の組み合わせも多くなるため、項目間の関係がわかりにくくなります。
ダイヤグラムは項目間の結果を視覚的に確認するのに役立ちます。片側確率が設定以下の項目間に線が引かれます。
1. 【計算!】をクリックして計算結果を出力します。
2. 「タブメニュー」から【ダイアグラム】を選択します。
3. 確率やφ値の設定を変更します。
4. 【保存】ボタンをクリックします。
→ ファイル名「Dia.png」で保存されます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?